地域クラブ2年目の活動も、お陰様で概ね順調に経過しています。相変わらず、細かい点を注視すれば数々の問題点はありますが、現在のクラブの規模や活動環境の状態からすれば合格点を付けられるのではと感じています。
去年の経験を踏まえてみると、今後6月の梅雨時期や7・8月の夏期は子ども達の外遊びが極端に低下します。勿論、雨が降っていれば校庭での活動は出来なくなります。特にアーバンコートが施されている校庭は、少しの雨でも滑り易くケガを誘発する原因にもなってしまいます。ところが、太陽が燦々と降り注ぎ、外で動き回る絶好の天気でも、現代の子ども達には“暑さ”という理由で家の中に引きこもってしまうことが多々あるようです。それだけ、近年叫ばれている子ども達の体力低下に大きく影響しているのでしょう。ただ外遊びをしなければ、体力の低下は増していってしまうという悪循環も起こります。環境破壊によっての紫外線の増加や、それに伴う必要以上のマスコミ報道や各化粧品メーカーの誇大広告の為に、それらから受ける過ぎた防御意識を植え付けてしまい、健康や発育に必要である活発な運動機会が、知らず知らずの内に心の中で制御されてしまっていることも否めないのでしょう。 |
こういったことも踏まえて、今年度の夏の活動は、体育館内を中心のスポーツ提案・文化提案を中心に行ってみようと日程を組んでみました。
活動当初から一貫して行ってきた、「卓球」・「バドミントン」の開催機会を増やし、子ども達や地域の方々が気軽に経験してみたり楽しんだり出来る、そしてまた、日にちや時間・場所を選択できるスケジュールを提案し、より多くの方々に参加してもらえる準備を進めてきました。現在の活動環境の中で、様々な問題や障害を少しずつ詰めていきながら、最大限提案出来る範囲で計画してみました。詳しい日程は、以下のページに掲載してあります。
2004年度夏季 卓球・バドミントンコミュニティ予定
7月の卓球・バドミントン活動予定パンフレット
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多くの皆さんのご参加をお待ちし、老若男女を問わず地域の仲間の和が、スポーツを通じてつながり合える場所になれることを願っております。
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文化面では、地域で行われる今年の夏祭りは本祭りの年にあたり、この王子神社祭礼に近隣17町会の神輿が一同に会します。
その神輿が宮出しを行う際のお囃子や神社に奉納する王子田楽舞を、当クラブで「江戸ばやし王子さくら会」を担当されている高木さんが、暑さにも負けずに孤軍奮闘尽力されています。地域にとって、特色ある昔ながらの伝統芸能を守り、歴史を継承してこられたことの大変さは、想像を超えたご苦労があったことだと察します。我がクラブも、地域の伝統芸能に誇りを持ち、微力ながら活動を支えていく力となって、十条台地域に伝統芸能ありと言われるくらいに、地域のシンボリックな位置付けを確立したいという願いがあります。認知の点でまだ希薄さを感じますが、地道に一歩一歩浸透していけるような活動を継続していけたらと思っています。 |
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次に、2月からスタートした「花キャベツの演劇ワークショップ」が、7月上旬に10週間のカリキュラムを終了します。この活動の間に参加してくれた子ども達は、決して多い数ではありませんでしたが、それでも一人一人が充実した時間を過ごしているのではないかなと感じています。活動中の子ども達の笑顔は、心底楽しんでいる笑顔と見てとれました。
そこで、7月下旬に十条台児童館で場所を与えていただき、これまでやった成果を中間発表する機会を得る事が出来ました。以下に詳細を掲載してあります。
演劇ワークショップ「ほっと交流」で成果を中間発表
この機会が次の飛躍のステップになる事を期待しています。
今後も現状に満足せず、地域クラブ全体で新たな企画に挑戦をしていきます。秋口には、全体でのイベントを行うことも企画中です。今後とも、一層のご協力を宜しくお願い致します。 |