Vol. 63
2005.11.7
クラブイベント開催結果
 11月3日(文化の日)十条台小学校体育館において、「第5回クラブミニイベント」を開催いたしました。
 当日は午前9時から体育館をお借りし、午前中はバドミントンがNTT東日本バドミントン部より山田万莉子コーチ、卓球が北区卓球連盟具志堅一理事長をお招きし、トップレベルの技を披露して頂いたと共に、参加者に対しワンポイントレッスンを行って頂きました。
 バドミントンは、9月・10月にステップアップ練習の中で行ってきた、「レベルアップ講習」のまとめの形となり、山田コーチを中心にコートへダブルスの陣形で各参加者が入り、ゲーム形式の実戦レッスンを受けました。継続して練習へ参加してきた皆様は、これまでの練習の内容がかなり刺戟となっており、フォーメーションの取り方・シャトルへの攻撃的なチャレンジを試みていました。講習会に参加されていなかった皆さんも、競技トップレベルを経験したアスリートからのアドバイスに、熱心に耳を傾け吸収しようとする姿勢が見られました。

 卓球は、殆どが競技レベルを楽しまれている皆さんで、今までの独自のフォームなどを個別にチェックされ、もう一段上のレベルを目指すヒントになったのではと思います。

 お昼休みには、十条台小学校のPTAのコーラスの方々が舞台脇で練習をされていました。前もって副校長先生から練習の件は伺っており、BGMのように流れる歌声には、しばしホッとする安らぎを覚えました。

 午後は参加したメンバーで、卓球・バドミントン共にミニ大会を行いました。普段の練習ゲームと違いミニ大会となるとちょっとした緊張感が漂い、お互いに審判をするなどしながらゲームの楽しさを味わってもらいました。ミニ大会の結果は以下の通りです。スタッフが買い揃えた賞品を皆さんへ還元するなど、年に一度ないし二度行っているミニイベントですが、ある程度皆様方には楽しんでいただけたのではないかと思っています。

ミニ大会の結果
 卓球の部
卓球ダブルス戦リーグ対戦表
  松丸組 前田組 清水組 鈴木組 勝数 (セット数) 順 位
松丸組   × 2−3 3−1 3−2 2勝 8W−6L 優 勝
前田組 3−2   × 0−3 3−1 2勝 6W−6L 2 位
清水組 × 1−3 3−0   × 1−3 1勝 5W−6L 4 位
鈴木組 × 2−3 × 1−3 3−1   1勝 6W−7L 3 位
 
 バドミントンの部

バドミントン/ジュニア混合 バドミントン/女子の部 バドミントン/男子の部
優 勝 小田・深田組
準優勝 池田・木村組
優 勝 深田・高木組
準優勝 石井・長竹組
3 位 松尾・池田組
優  勝 須永・藤枝組
準優勝 村田・木村組
3 位 小野・星野組
鈴木・深田組
 「イベントのひとこま」を掲載しました。
 
 この日は、体育館使用について大変なトラブルが生じました。
 簡単に言うと施設の2重貸し出し、いわゆるダブルブッキングとなってしまい、現場で使用権利を持つ団体・サークル同士が鉢合わせになる事態が起きてしまいました。
 我がクラブとしては、6月24日に十条台小にて「学校長設備使用許可手続き」を行い、7月11日に区収入役へ使用料の納付を完了させ、手続きとしては全く問題なく体育館が使用出来る状態でありました。ところが、当日「文化の日」の祭日に当たり、その上、木曜日という事で、本来木曜日は夜間が地区体育館扱いになるところ、休日扱いで通常の日曜日と同じ扱いとなり、昼間の午前・午後の貸し出し業務が10月始めに役所で行われていたという事です。
 学校長の許可手続きが行われている場合、使用料納付が完了した段階で、「学校長設備使用許可申請書」が学校側から役所の担当部署へ廻り、当然使用日のチェックと使用料の納付確認が行われ、最終的に教育長が使用許可を出すという、システムというか手続き上の書類の流れになっています。許可証に付いては、教育長の許可の部分を簡素化し、使用料完納時点で4枚つづりの書類の1枚(使用許可証)が使用者に手渡されています。
 そんな中での、学校側が許可を出した日にちが、たまたま祭日の地区体該当日にあたり、役所の書類上の見落とし・チェック機能の欠如・使用料納付に対しての整合業務の緩慢さ等々、役所業務の手落ちによるミスだったということです。但し、簡単にミスだったで片付けられる問題ではなく、従来から処々問題がある北区の体育行政全般におけるシステムの問題・条例上の矛盾等に起因する重大な事態だと思います。決して起こってはいけないことが現実に起こり、況してや過去にも同じ様な過ちがあったにも拘らず、簡単に再発してしまった現状を行政側は深く受け止める必要があります。

 現場では、午前は「菜の花クラブ」というバドミントンサークルとの重複、午後は「王子ぺトンズ」というバスケットボールサークルとの重複でした。
 午前のサークルとは話し合いにより、先方の柔軟なご理解で事無きを得ました。ところが、午後のサークルとは話し合いが付かず、あわや乱闘騒ぎに発展するほどの緊迫した状況になりました。相手方の立場になって考えれば、使用権を主張するのは当たり前のことで、逆の立場であれば、先入団体が居たとしても私達も権利の主張をしたに違いありません。それだけに、この様な状況が生じる事は一切許されない事なのですが、起きてしまった現実を収めるには、現場の交渉しか術が無いという追い込まれた中での話し合いは難航を極めました。結果は、相手サークルが活動出来る様に代替の施設を確保するという事で、赤羽中体育館が空いているか交渉を進め、時間のずれは生じましたが何とか使用出来る運びに漕ぎ付け、相手サークルに移動して頂くということで「落とし所」を見出せました。それにも、赤中バレー部の部活動の時間を早目に切り上げてもらい、場所を確保するといった裏技を使ってのことでした。
 結局、役所の単純なミスの為に、当事者である3団体は勿論の事、赤羽中関係者までに迷惑を掛けることになりました。クラブのスタッフが、十条台小と赤羽中を2往復も走り回ったことは言うまでもありません。何等責任の無いクラブスタッフが、重複してしまった団体の為に、赤中体育館の施錠とセキュリティ管理まで行ったのです。
 クラブイベントへ参加された皆さんも嫌な思いをされたと思います。これだけ多くの方へ迷惑や心理的なストレスを感じさせた行政のミスに対して、腹の底から怒りが込み上げています。

 翌日の4日には抗議のため、教育委員会体育課施設係へ体育課長・係長を訪ねました。課長は所用で留守という事で、施設係長に対し今回の件への抗議と体育行政諸々の批判・意見をぶつけました。特に次の3点に関しては、文章に記し当事者となった3団体へ示す様に求めました。
 1 何故この様な事が起こったのか原因究明及び所感
 2 今回の責任はどの様に取るのか?心の無い謝罪だけでは納まらない。
 3 今後の再発防止の為に、どの様な抜本的方策を講じるのか。
 これに対しては課長と相談の上、11月11日(金)までに具体的な方法を回答する事になっています。体質の改善を求める為にも、中途半端な回答に対しては、議会への陳情・請願も視野に入れて考えています。